いなたいショーケース

反射的に投げ込んでいく実験です

#平成最後の恥さらし 〜もう一度、あの日の交差点で出会う〜

先日ご縁あって関西に行くことがありまして、滋賀→京都→大阪てな具合で旅行を楽しみました。

その道中、TwitterでZINE特集を開催中ということで「泊まれる雑誌」こと「MAGASINN KYOTO(マガザンキョウト)」に足を運びました。

magasinn.xyz

マガザンの説明は省きますが、おしゃれ&店員さんが良い人だったことが最高だったので、また京都に泊まるときには利用させてもらいたい。

さて、目的としてはZINE特集。何よりテーマにビビっときた。

最近お世話になっているカウンセラーの方と話していくにつれ、今自分に必要なのは、「恥」とか「失敗」みたいな目を背けたくなるようなことを積極的に公に出すチャレンジだと感じていた矢先でした。

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https://magasinn.xyz/article/2018/11/22/zine/

テーマが、

「平成最後の恥さらし」

これはこれは最高な特集じゃないですか? 

個人の趣味で作る雑誌であるZINEが恥ずかしいものなのかと言われると、必ずしもそうじゃないけど、自分をさらけ出すって意味では開放感がすごい。オープンマインドへようこそ。

いいですよね、「平成最後だしね、全部手の内晒しちゃおうか!」みたいな。冥土の土産にしまっておくより、何でもかんでもHEISEIの名のもとに精算してしまうのが今の時代にも合ってるかもしれない。エブリシング・コンテンツ時代だから。

関東、関西で集められた多くのZINEの中から、自分の恥をさらすにうってつけの本を物色していたところ……見つけました。

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2016年秋に発売したインディペンデントマガジン『EMOTIONAL LOVE』。その編集長である綿貫大介さんの一冊『もう一度、春の交差点で出会う』です。

そんな「エモい!」と言わせるカルチャー誌の作り手によるZINEの中身は、20代後半以降の年代では毎日書いていた人もいるであろう「mixi日記」のリメイク。当時の日記の内容それぞれに、振り返り注釈を副音声コメントとして付け加えた日記集です。

とにかく20歳頃の綿貫さんの書くエモい日記に悶絶しました。こんな感受性があったら(というか感性の表出をSNSに書き残すことができていたら)、大学時代の卑屈さは薄らいでいたのかも。 最高なのでぜひ読んでみてほしいです(東京でも大きい書店に置いてあるはず)。

自分も注釈してみる

面白い本からヒントをもらったので自分でも試しにやってみます、振り返り注釈。恥さらし。当時mixiよりもTwitter派だったので、twilogから昔のツイートを引っ張ってきて、平凡な記憶を掘り起こしてみようというチャレンジです。

一発目はこれを書いている2018年12月19日の8年前、2010年12月19日のこのツイートです。

だん。って、言ってた。笑

こんなわかったフリをしたようなツイートをしてるやつは、だいたい何も腹落ちしていないよなぁ……我ながら中身がない内容で恥ずかしいですが、以下注釈。


2010年12月19日 20:25

※①「それでも運命にイエスという。」……盟友小川光一くんと、医師葉田甲太さんによるカンボジアエイズ病棟を舞台に撮影されたドキュメンタリー。全国の学生団体とコラボして上映会を実施していった。この日は関東で上映会を実施する予定の学生が集まるミーティングの日だった。

※②WorldFut……「サッカー×国際協力」をテーマに活動しているチャリティ学生団体。当時所属して大学の支部なんかを立ち上げた頃でした。カンボジアの農村地帯に住む子どもたちを支援していたので、なんか絡めようと思ってたんだと思う。

今思うとWorldFutはフットサル大会やサッカーのパブリックビューイングを実施するスタイルのチャリティ団体だったので、サッカーに関係のない映画上映会はチャレンジングな取り組みだった。「カンボジア」くらいしか共通キーワードが無く、完全に自分がやりたいと思って名乗り出た持ち込み企画。

上映会を「なぜやるのか」の理由さえも他のメンバーに伝えきれてなくて、この頃から自分だけが浮いていたのも思い出す。かっこいいイベントが主催できる何者かになりたかったし、誰かに認められたかったんだろうと思います……19歳の私。

結局自分が主催する上映会は東日本大震災の影響をモロに喰らって中止に。しかし、震災が起きてからも、被災地支援関係で光一くんとは縁が続き、1年ほどシェアハウス仲間でもあった。今でも尊敬する友人の一人。


書いていると恥ずかしいことがどんどん思い出がどんどん出てくるけど、せめて平成の間はちょこちょこ書き連ねようと思います、ちょこちょこと。

「誰のために?」

自分が満足するためです、こんなもの。