いなたいショーケース

反射的に投げ込んでいく実験です

未来の仕事選びは「楽しい」から始まる

先日、職場近くの中学校で職業講話があり、お呼ばれされました。

 

「中学の時の自分を振り返るいい機会になるよ!」とモデレーターの人に言われたので、自分が中学校の時に何考えてたかなーと振り返ってみましたが、

あの時は本当に部活と、休み時間にする変な遊び(男6人くらいで、手をラケット代わりにして卓球のラリーをリレー形式で続け、ラリーが失敗したらそこから鬼ごっこが始まるという謎ゲーム)で盛り上がっていました。

仕事とか脳裏に浮かんだことなかった気がする。

 

そんなぼくなので、あんまり今の自分の仕事のやりがいとか伝えても面白くないよなー(ぼくが中学生だったら、やりがいとかあんまり理解できないであろう)と思って、ちょっと違う話をしました。

下は話の最後に入れた、「10年前はなかった(*1)この仕事をどうして選び、どのようにしてお金を貰えるようになるまでなったのか」という趣旨のスライド。

最近けんすうさん(@kensuu)のIVSでのプレゼン記事を読んでて、そうだよなあと。働き方が日に日に変わっていく現代で、リソースを効率よく注ぐとしたら、辛いことより、楽しいことのほうがいいよなあと、ぼくも思います。

先月開催した、現役教員と一緒に学校・教育について語り合うイベント「ここだけの保護者会」
先生たちはみんな楽しそうに仕事について話してくれた。

嫌で没頭できないよりは、のめり込んで仕事できるほうが、良いですよね。成功確率は上がりやすい。 ぼくの場合はご近所づきあいを楽しくすることが、仕事を始めた当時も、今も、何よりも楽しいと思えます。

 

以下は、スライドの続き。

まあさすがに50年間やるかどうかはわかんないですけど。 でも、このネイバーフッドデザイン(=ご近所づきあいを通じた課題解決)という仕事に直面した時、たとえ雇用されなくても、この狭い世界に飛び込みたいと思えたことは事実でした。

「遅いより速いほうがいい。」 

これは有名な「Googleの発見した10の事実」の一つですが、大学院に落ちインターンを終えて空っぽになった自分には、他の選択肢はなかった気がします。

 

今の中学生がこんなぼくみたいに追い込まれた仕事探しをする必要はないと思いますが、好奇心のまま面白そうなところに飛び込んで、それを仕事にしちゃう、みたいな未来が待っている気がしています。

大事になってくるのは、仕事にできそうな嗅覚的な要素ですかね。それも今は趣味でプログラミングしたり、メルカリで利益出したりする中で養われていったりしそうですけど。

 

数えてみたら話をした生徒たちが一回り下だったことが一番焦ったんですが、 中学生たちの未来に幸多からんことを祈っています。

 

 

*1 あったかもしれない