いなたいショーケース

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【48G】AKB新曲の長いタイトルと松井珠理奈

 

「鈴懸の木の道で『君の微笑みを夢に見る』と言ってしまったら僕たちの関係はどう変わってしまうのか、僕なりに何日か考えた上でのやや気恥ずかしい結論のようなもの」

 

34枚目のじゃんけん選抜によるシングルは、アナウンサー泣かせの76文字のタイトルに決まりました。

まあ驚いたといえば驚いたんだけど、そこまで取り上げることかと聞かれると、そうでもないような… インパクトに対して麻痺しているのもあるし、作曲を「君のことが好きだから」「走れ!ペンギン」織田哲郎さんが担当するから結局はアタリ曲になるだろうという安心感からかもしれないですね。うん。

ネット界隈ではすでに曲名の略称を何にするかに焦点が当てられているけど、その前にちょっとだけ、この曲名で妄想してみる。

 

最初にぼくが気になったのは「鈴懸の木」という言葉。鈴懸をググってみたら、なんてことはない、街路樹でよく見かけるプラタナスのことだった。 木漏れ日で光るこの葉の輝きは新しい季節の到来を感じさせますね。

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photo credit: jenny downing via photopin cc

 

たとえばこんなのはどうでしょう。

――季節は初夏、花も散り始め、木々が生い茂る頃、 ある少女と出会った。

プラタナス 夜もみどりなる 夏は来ぬ石田波郷『鶴の眼』より

夜になると誰もいない通りの街灯で光るプラタナスのように、少女はアイドルたちの中で輝きを放った。

そのときはいつの間にかやってきたが、それはもしかすると誰もが待ち続けた夏の到来の知らせだったのかもしれない。

 

 

 

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暑い夏が過ぎると少女は少し大人になっていた。 出会った頃の無邪気な面影は残しながらも、一人のアイドルとしての自覚によるものか、そこにはなぜか惹きつけられてしまう精悍な横顔があった。

 

 タイトルをつけた総合プロデューサーの秋元康氏(55)によると、じゃんけん選抜のメンバーをイメージしながら作詞する際、「一言では言い表せない何か」を感じたという。その何かについては「青春のきらめきかもしれないし、少女たちの不可解さかもしれないし、夢に向かって全力で走るひたむきさかもしれない」と語った。 珠理奈、じゃんけん選抜センター曲はAKB史上最長76文字 (スポーツ報知) - Yahoo!ニュース

 

夏の始まりに出会った少女は、暑い夏を過ぎてもそのきらめきを失うことはない。 鈴懸の葉が一枚、また一枚と落ちていく季節になっても、松井珠理奈は私たちの季節の真ん中に居続けるのだろう。 そしてまた、時折見せるその微笑みで、多くの人を気恥ずかしくさせてしまうのだろう。

 

――握手会とかで。

medium_5270136828 photo credit: kanegen via photopin cc